住宅ローンを利用し不動産購入をされた方の中には、住宅ローン減税(住宅借入金等特別控除)をご利用可能な方がいらっしゃいます。
住宅ローン減税利用にあたり、確定申告手続きを行う際の必要書類の中に家屋・敷地の登記簿謄本(登記事項証明書)があります。
その取得先として法務局へ足を運ぶ機会があるかもしれません。
ふだん法務局に行く機会もなく、不慣れでお手続きなどに迷われることと思います。
事前の参考情報として、こちらに記載した内容が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
板橋区上板橋にある街の不動産屋。ホームリンクの守屋です。
板橋区を中心にお客様の不動産売買のサポートを行っています。
不動産売買の業務の中で、法務局に足を運ぶことがあります。
今では慣れたものですが、最初はどこの窓口に行って、どのように申請したら良いのか分かりませんでした。。。
「東京法務局」って千代田区まで行かなきゃいけないの?!
いえいえ、出張所が都内各地にあり、最寄りに足を運べば大丈夫です。
私がふだんお世話になっているのが「東京法務局 板橋出張所」です。
東京法務局(出張所)には、それぞれ管轄区域があります。
板橋区を管轄しているのが板橋出張所ですが、管轄外の、例えば練馬区の土地建物の登記簿謄本(登記事項証明書)もここで取得可能です。
さらには都道府県を超えてさいたま地方法務局でも東京都内の不動産の不動産の登記簿謄本(登記事項証明書)も取得できます。
つまり管轄と異なる法務局でも登記簿謄本(登記事項証明書)は交付してもらえるんです。
ですからお住まいから近くの法務局をまずは調べてみましょう。
■東京法務局 館内法務局一覧 ここをクリック
■さいたま地方法務局 館内法務局一覧 ここをクリック
板橋出張所は、都営三田線「新板橋駅」が最寄りとなります。(徒歩約5分)
埼京線の「板橋駅」からや、東武東上線の「下板橋駅」からも徒歩10分以内でアクセスが可能です。
車での場合は、1階部に駐車場が18台分ありますが、前面道路が一方通行道路なので注意なさってください。
窓口時間:平日午前8:30~午後17:15
まずは「交付請求書」を見つけよう!
館内に入ったら、まずは交付請求書の記入になります。
板橋出張所では2階のフロアに上がって、机に備えられています。
ここで注意が、交付請求書にはいくつかの種類があるということ。
登記事項証明書には「不動産登記」のほか「商業法人登記」があるので左上に「不動産用」と記載のある交付請求書を見つけましょう。
さらに、「不動産用」の中にも種類があって、登記簿謄本(登記事項証明書)を取得の際は、↓ こちらの交付請求書に記入してください。
赤字で記載した箇所がマンションの登記簿謄本(登記事項証明書)を取得したい際の記入例です。
「地番」「家屋番号」って何?
交付請求書をご覧いただくと、「地番」「家屋番号」という記載欄があります。
これは住所と必ずしも一致しません。
住宅ローン減税の確定申告のために登記簿謄本(登記事項証明書)を取得にきた方なら、購入した際の売買契約書・重要事項説明書を確認ください。
必ず「地番」「家屋番号」という記載がありますので参照なさってください。
支払いは現金でなく「収入印紙」で!
交付請求書の右上のところに「収入印紙」という欄がありますよね。
発行手数料は現金で支払うのではなく、収入印紙を貼付して納めます。
現金払うから、そっちで貼っておいてよ~~と思っちゃうんですが、法務局内または法務局近くに印紙売り場があります。
板橋出張所の印紙売り場は、2階の交付請求書のある同じフロアです。「郷に入っては郷に従え」と思いましょう!
発行手数料は登記簿謄本(登記事項証明書)1通600円です。印紙売り場の方に「収入印紙600円を1枚ください」と伝えて下さい。
いよいよ交付です!
記入を終え、収入印紙を貼りおえたら、交付請求書は請求窓口へ提出しましょう。
提出すると番号札を渡されるので、窓口の前の椅子に座って発行を待ちます。
待ち時間は混雑具合によりますが、月曜日は比較的、混んでいるかも。
法務局は土日開いていなくて、土日で営業活動した不動産会社の方たちが集中しやすいからです。
発行されると番号を呼ばれるか、最近では電光掲示板に番号が表示される法務局もあります。
最後になりましたが・・・
ここまでご説明させて頂きましたが、登記簿謄本(登記事項証明書)の取得方法は法務局に足を運ぶ方法だけではありません。
郵送による交付請求や、インターネット利用によるオンライン交付請求という方法もあります。
しかしながら、ちょっと自分には分かりづらいなぁ、手続きに不備があって時間がかかってしまうかも、という心配もあるかもしれません。
そんな時は今回の内容がご参考になれば幸いです。
また、法務局の窓口の方々は気難しい人ばかりではありません。
よく分からない時には職員の方に聞いてみてくださいね。