昨日、何年かぶりに上の子が自宅へ友達を連れてきたそうです。
(私は仕事で不在でした)
コロナ禍で人を招いたり、お邪魔したいと言われることがなかったのですが、
以前の生活に戻りつつ、で良い時期だと感じています。
思い返せば、自分が子どもの時、友達ん家に行ったり、
友達が家に来たりするのは楽しかった思い出があります。
ただ中には、子どもの頃、自分の家が好きでなかったという人もいます。
先日、久し振りに連絡があった小学生時代からの友人がそうでした。
その友人からは暫く連絡がなかったので急な連絡に驚きましたが、
お父さんが亡くなって相続放棄について、話を聞きたいということでした。
※以下、旧知の友人との話です、お客様からのご相談内容に関する秘密は厳守いたしますのでご安心ください。
成人になってからご両親が離婚され、その後、お父さんと連絡をとってこなかった彼の元に、
お父さんが亡くなったことは急な知らせだったそうです。
法定相続人が彼だけのため、遺産相続について検討するのは彼だけでしたが、
出した答えは相続放棄だったそうです。
お父さんが亡くなって、彼が実家の片付けに訪ねた際、
子どもの頃、そこで過ごした頃の気持ちが思い出されて落ち込んだとのこと。
思い返せば、私が彼の家に遊びに行った記憶がなかったのは、
彼が家に来て欲しくなかったからだったんだな、と今さらになって思うのです。
実家を手放す時の気持ちって、それぞれです。
そこを伺えるかどうか、私の不動産仲介業の仕事では大切なこと。
今回、友人は相続放棄という選択でしたが、人それぞれの気持ちを汲みつつ、
お客様に適した処分方法であったり、活用方法を提言できるよう
自分の不動産仲介業の仕事を精進したいな、と思います。